内田さんはスマホをポケットに仕舞うと、掃除用具置き場に向かった。



 中からモップを取り出し、1階へ向かう。




 俺も慌てて追いかける。




 内田さんはモップを1階にある生徒専用ロッカーに行き、モップを1つのロッカーに入れようとする。



「・・・何してんだ?」



「!?だれ?」



「俺はサタン。お前、何している」



「べ、別に何していても良いでしょう?わたくしの勝手じゃない」



 内田皆子は焦ったようにその場を立ち去る。



 俺は急いで、ロッカーに向かい、モップの入ったロッカーを探す。




ガチャッ
バタッ!



 1つのロッカーを開けた時、モップが勢いよく出てくる。



 よけなかったら、頭に当たっていた。







 ロッカーの持ち主の名前は・・・西川結実。