「ぃぃんですぅ、気にしないでくださぁい! それじゃぁ、渡してぉいてくださぃねぇ!」 再び扉が閉まる。 「これが雀璃宛?」 あたくしたちは封筒から書類を取り出す。 中身は、各務先生のデータ。 「どうして各務先生のデータがあるんですの?」 「色々なことが書かれていますわね」 「どうしてこのデータが雀璃宛なんでしょうか」 「・・・なぁみんな。俺考えたんだけど。 各務先生が亡くなったのに、雀璃関係しているんじゃないのか?」