書類には英語が並んでいた。
「友貴、読んでくださらない?」
「良いですよ。見せてください」
英語が得意な友貴に訳してもらう。
「・・・もうすぐで時間だ。
約束の時が来る。
君と戦えるのを楽しみにしている。
あの時から君に会いたいよ。
もう1度、君の笑いを聞きたいよ」
これは、なんでしょう?
「ごめんなさぃでぇ~す!」
バタンッと扉が開き、先ほどの彼が入ってくる。
確か、ローマさん。
「さっき渡したのはぁ、ボクぁてでしたぁ!
こっちを雀璃に渡してぉぃてくださぁ~ぃ!」
再び似たような書類を渡される。
「もしかして見ちゃぃましたぁ?」
あの濁った瞳があたくしを見る。
「・・・ごめんなさいですわ」


