「僕今日から私立高ノ宮学園の生徒なの。
これは制服だよ」
「ほぉ、せぃふくですかぁ。にあぃますよぉ。
雀璃はスタィルもかぉもぃぃですしねぇ」
「ありがと、ローマ」
ニコニコしていると、伶が「そういえば」と切り出した。
「雀璃、俺も行くからな」
「え?どうして」
「高ノ宮は金持ち高校だぞ。
悪い奴らに狙われないよう、執事やメイド、SPがついていく校則があるんだ」
なにそれ、変わった校則ねぇ。
「因みに雀璃は小西(こにし)財閥の社長令嬢という設定で潜り込む。
予(あらかじ)めケイに小西財閥の偽のホームページを作ってもらった。
これでもし調べられても怪しまれない。
家の表札も小西に変えておいた。
この家なら財閥の家だと信じても可笑しくないだろ」
「そうね」
この家は普通のぼっちゃんお嬢様の家と比べても大きいと感じるほど大きい。
敷地面積も広いし、部屋数も5人で住むには多すぎる。
庭にはご丁寧に噴水もつけられている。
家具も高級品ばかりだ。


