そして俺は父親から殺し方を学んだ。
すぐにゴールドを手に入れた。
「もうすぐ世界各国に存在する『ZERO』の殺し屋たちの血祭だ。
そこで生きて勝ち抜けばお前はプラチナになれる」
プラチナを手に入れれば母親を殺して良い。
そう言われていたから、俺はプラチナになれるよう頑張った。
そして日本にある血祭で使う用のドームに世界中の殺し屋が集まった。
俺と共に挑んだ父親と当時の日本での『ZERO』のボスは一回戦で亡くなった。
父親とボスを殺したのは俺より年下の日本人の男。
フードを被り、ニヤニヤ狂ったように笑いながら人を殺して行く男。
「ボクに勝てる奴はぃなぃのかな~?」
男の圧倒的な強さに他の国も日本の殺し屋たちは恐怖した。
俺も怖かった。
でも母親よりは怖くない。
「俺と戦ってくれるか?」


