「話?」 「お前今いくつだ」 「中学3年生」 「じゃあ次高校生か。 将来の夢とか行きたい高校あるか?」 「ない」 「・・・そうか。丁度良い。 伶、もしお前さえ良ければ俺の仕事を継がないか?」 「仕事?」 「俺は殺し屋だ」 殺し屋・・・? 「お前のことはお前の母親が入院している病院の看護師に話を聞いている。 お前、母親を殺したいと思わないか?」 「・・・お母さんを?」 「俺らはただの殺し屋じゃない。 人から憎まれた人だけを殺す。 むやみに人は殺さない」 「・・・」