ゲーム





「お母さん、僕を愛してくれない。
いつも僕に死ねって言う。
だからもう行かない、行きたくない」



「・・・良いの?」



「良い」



「・・・わかった」




 その日からわずか数日後。



 中学卒業間近に迫ったころ。






 俺は誘拐された。




 見知らぬ男に。




「やっと見つけたぞ、伶」



「・・・・」




 もう、どうなっても良いと思った。



 壊しても良い。




 俺を殺しても良い。