「わぁ、可愛い!」
伶が持ってきた紙袋から制服を取り出した僕は、思わず喜んだ。
白い清楚な雰囲気漂うスカートとブレザー。
濃い青のリボン。
高そうな学校指定の茶色い鞄。
「凄い!学校どこなの?」
「私立高ノ宮(たかのみや)学園だ」
「高ノ宮!?めっちゃお金持ち高校じゃない」
この辺は遥華市内にある高ノ宮地区。
財閥のぼっちゃんお嬢様が多く住んでいる。
高ノ宮学園はそんな子たちを立派に育成するお金持ち高校だ。
「そこの校長が俺の知り合いでさ。
今日遅刻すること言っておいてあるから。
ゆっくり着替えろよ」
「うん!」
僕はリビングの隣にある和室へ入る。


