「そうよ。あなたがうまれたからよ」 「・・・僕?」 「そうよ。あの本、手作りなのよ、アタシの」 そういえば、やけにあの本はよれよれだった。 紙もしわくちゃだし、字も曲がっていた。 どこかで見たことあった。 俺の名前、伶が書かれたあの紙もしわくちゃで字も曲がっていた。 「・・・!?」 「あの本の内容はね?アタシの人生なのよ」 「え・・・?」 「つまり悪いのはあんたなの。 あんたが生まれたからお父さんは消えたの! あんたのせいでアタシは縁を切られたの! ミンナミンナ、あんたのせいよ!!」