今、通っている高校が割と好きだった俺は少し寂しかった。 次の高校は面白く無いんだろうな。 そう思っていたが、転校先で出会った1人の男。 それが、流夜だった。 顔は整っているし、可愛い系の顔をしている流夜。 でも、時々見せる、深刻そうな顔。 今にでも崩れてしまいそうな、何かを恨んでいるような。 このちっこい小柄な身体に何を隠しでんだ、そう思った。