花火大会の帰り道。
人通りも少なくなってきた川沿いを歩いていると、三月とせなが一緒に歩いているのが見えた。
僕は、ふと呟いた。
「あれって、三月とせな・・?」
すると、心優が
「あれ?知ら無かったの?ってか、私が言うの忘れてたんだった!」
と、笑いながら僕に言った。
三月とせなは楽しそうな表情を浮かべて歩いていた。
僕は話しかけようとは思わなかった。
心優も話しかけようとする表情は浮かべてはいなかった。
僕と心優は小道を行く事にした。

2人で歩いた小道。なぜか広く感じた。
それに、どうしてか小道なのに距離が無限にかんじだ。

小道を、抜けると待ち合わせ場所にしていた公園があった。
僕と心優は公園に寄ることにした。