社長宅は、俺の住むマンションの最上階。 俺の部屋は、その階下。 今日は家庭教師をする日だった。 予定の時間は夜7時。 今は、その1時間前。 いつもは俺が、社長宅に出向いていたのに 何故か、俺の目の前にはお嬢が立っていて。 風呂上がりの俺。 半裸の腰巻きタオル1枚の姿。 その俺を目の前に立つお嬢は俯いていて 手には鍵を握り締めていた。 社長の部屋から俺の家の合鍵を持ち出し 勝手に開けたようだった。