変な緊張感を抱えながら、私はただ彼に寄り添いその言葉を待つ。


「あのさ…?俺達、これからもずっと…一緒にいると思うんだ。」


彼も緊張しているのか、言葉が途切れ途切れになってしまっていたけれど、私はそれすらも嬉しくて隣でゆっくり頷いてみせた。


「お互いに、隠し事とかしない様にしような…?」


「あはっ。私が嘘をつけない人間だって知ってるでしょ?今更、隠し事なんてないよ?これからも。」


「ハハッ。確かにそうだな。…今更って言えば、今更だけど…その…今まで何人と付き合った事ある?」


「な、何?…そんな事、今まで聞いてこなかったじゃない?どうしたの?」


「んー?いや…なんとなく?」