「それなら、いいじゃない。
何で、ごめんなの?私じゃダメなの?」
「違うんだ、本当に、俺…。」
「私の事好きとか言って、本当は他に付き合ってる子だとか好きな子とか居るんじゃないの?!」
私が捲し立てる様に話を進めていると、彼はテーブルに肘を着いて頭を抱え込んでしまった。
どうせ、本当の事を言われて何も言えなくなったんだ。
そうやって悩む振りをしたりするだなんて、ズルい。
それなら、最初から
『お前の事は、もう好きじゃない』
ってハッキリ言えば良かったんだ。
好きな気持ちの反動で感じる腹立たしさ。
頭の中には『なんで?』の言葉ばかりが渦巻いて。
好きだと言いながら拒否を示す彼に、未消化の気持ちを押し付けた。

