ふざけるにしても、程がある。
彼が選んだ事に対して、私の気持ちは焦燥感でボロボロになったというのに。
後悔は誰にでもある事なのかもしれないけれど、こんな事を今になって言われても何も変わらない。
私の気持ちを考えもしないで、よくそんな言葉を言えたものだと、腹の底から苛立ちを感じた。
彼がこんな風だから、彼女が不安になるんじゃないっっ。
私なら、寂しさに耐えられるとでもいうの?!
その全ての思いや不満をぶつける様にして、私は彼を罵り始めた。
『ふざけるのも大概にして!!
私の気持ちは完全に無視なのね?!』
『私が"嬉しい"って言うとでも思ったの?!』
『貴方がそんなんだから、彼女が不安になるんじゃないっ!!』
そこまで言い終えると、彼は私の言った『彼女』という言葉に反応したんだろう。
私の口から出た『彼女』といえば、私の後輩以外は有り得ない。
彼は、彼女の彼氏なんだから…。
「…あいつが、何か言ってたのか…?」
…ほら。
やっぱり貴方は、口では私をと言ってはいるけれど、結局、彼女が気になっている。
…大事なんだ。

