大人のEach Love



休憩室の明かりは消えていて…
部屋の半面分だけを照らすスイッチをONにした。

休憩室に入り、販売機の前を通り過ぎ、窓際の席に腰を掛ける。


はぁ…と溜め息をつきながら、左手で目頭を押さえた。


最近はずっと、仕事をスムーズに進められていたはずのに…。

今日の打ち合わせは、何もかもがガタガタだった。

打ち合わせ相手の意見に振り回されてばかり。
最後の最後まで、私はペースを掴められないままだったんだ。


係長の穴埋めが出来るようにって、頑張っていた私。
仕事に集中していれば、シュウジの事を考える時間もなくなる。


…一石二鳥ね。


と、思っていたけれど…。

考えないようにしようと思えば思う程、考えてしまう悪循環。


私が自分で思う以上に、

私は弱っていたようだ…。



「…会いたい。」



誰もいない休憩室で、私は一人で呟いた…。