大人のEach Love



感情的になっている彼女と、冷静な私。

彼女からしたら、私のこの冷静さすらも腹立たしく感じるんだろう。

でも、そんな事は私の知った事じゃない。


「誤解しないで。私は、あなた達とは、これっぽっちも関係ないんだから。」


「…何ですかそれ?
はっ…結局、その程度だったんじゃないんですか?!」


「煩いわよっ!!!」


「ーーーっっ!!」


冷静さを保っていた私が、突然怒鳴り付けた事に驚き顔を見せた彼女は、言葉を詰まらせ口を閉ざした。


「誰に何も言わずに、席を立つのは止めなさい。取引先から重要な連絡が来たら、どうするつもりだったの?…それを言いに来ただけよ。」


社会人として当たり前な事を言われたからなのか、今度は言い返してはこない。


少しは、反省したのだろうか?


こうやって、私に文句を言うことで


少しは、彼女の行き場のない気持ちが…


…晴れただろうか?