--- ゾクッ…
背筋に走ったその感覚に身体を震わせ、煩いくらいの鼓動を感じた…。
自分から煽っておきながら、私は妙な緊張感に苛まれていて、身動ぎすら取れない。
頭の中には『どうしよう』という言葉ばかり。
いざ、こういう状態になってみると、自分がどれだけ浅はかな言葉を発したのかと、後悔の念に駆られる。
でも……
シュウジは私の手首を掴んだままだけれど、それ以上の事をしてこない。
舌先の感触に瞼をきつく閉じていたけれど、その瞼を薄く開いて横目にシュウジを盗み見ると…。
そこには、優しく微笑むシュウジ…。
『…落ち着いた?』
というその言葉すらも、柔らかく優しい音色。
「…な、…なんで…。」
「ほら。…涙も止まった。」
クスクスと笑いながらそう言ったシュウジは、私の手首の拘束を解くと、今度はその手で私のブラウスのボタンをひとつひとつ掛けていった。
私の肌にその手が触れないように、丁寧にゆっくりと。

