大人のEach Love




--- はぁ…はぁ…


互いに呼吸を乱しながら、互いを睨み付ける。

シろと言い張り見上げる、私。
待てと言い見下ろす、シュウジ。


なんで…止めるのよ
好きにしてイイって…


「…言ってる…のに…ふぅっ~~…。」


昨夜、何年も付き合っていた彼にフラレて
昨夜も今も、こうやってこの男にまで拒否されるだなんて…


「…惨めじゃない…っ!!
私は、そんなに魅力の無い女なわけっ?!
私の何がっっ…いけないって…のよっっ!!」


悲しくて、悲しくて…
両手で顔を覆いたくても、手首を掴まれていて泣き顔を隠すことも出来ない。


頭では『男が全てではない』と分かっていながらも、この悲しさを上手く紛らわす事も出来なくて。
誰に何かを言われたわけでもないのに、自分自身の存在意義にまで追い込んだ。


だって…


私という存在が【底辺】に値するならば、何の気持ちの痛みも感じないだろうって、そう思ったから…。