大人のEach Love



シュウジの冷静さが、私の憤る気持ちを逆なでて、感情の昂っていた私は涙をポロポロと流しながら、シュウジの上に股がった。


「何なのよっ?!何の為に私を連れてきたの?!するんじゃないの?!」


「ちょっ…待っ!!」


「ほらっ!しなさいよ!!
したらどうなのっ?!好きなようにされたって文句は言わないわよっ!!」


「だから、待ってって!!」


「それとも、嫌がられてる方がそそるわけ?!
それなら嫌がってみせてやるわよっ!!」


そう叫びに近い言葉を口にしながら、自分の着ていたブラウスに手を掛け、ひとつひとつのボタンを解いていく。

最後のボタンを解き終えて、ブラウスから腕を抜こうと肩を露にした時…


「待てって…ばっっ!!!」


そう私に怒鳴ったシュウジが、私の腕を掴んで身を反転させたんだ。