月は華を煌めかせ


自分は必要ないんだとか、一緒に生きる存在は必要ないだとか。


それでも生きてるんだろ?


ここで、触れることができる。


話すことができる。


感情を表すことができる。


たとえ「月華の乙女」として生きることができないんだとしても、希粋はここで、こうして俺の前にいる。


ちゃんと生きてる。


それが、なによりも大切なことなんじゃないのか…?