『あなたは優しい人ですね』


「え?」


『人を斬るのには何か理由があるのでしょう?殺してしまった相手を想って涙を流せるあなたは優しい人です』


そう言って私は微笑んだ


「そんなこと初めて言われたよ....ありがとう」


『い、いえ!』


なんだか照れくさいな


「あ....髪に花びらがついてるよ」


『へ?』


そう言った彼は私の方にに手を伸ばして
きた