「僕はあの時みよちゃんに救われた。
新選組である僕は人を殺しながら生きてい
くことしか出来ない。
本当はね、人の命を奪いたくなんてないん
だ。
だから僕なんて存在しなければいいと思っ
た。
そうすれば救われる命がたくさんある。そ
う思ってた。
でもね、そんな時に君が現れて、僕を受け
入れてくれた。
こんな僕を...君は...」


そう言いながら沖田さんは涙を流していた


あの時と同じ光景


とても綺麗で...儚くて...


『沖田さん...やっぱり貴方は優しいで
す。とても素敵な人です。
いなくなったらなんて言わないでくださ
い。
私は貴方に生きていて欲しい。
貴方が殺めてしまった人達の分ま
で...』