桜の木には花びらはなく、緑の葉がおいしげっていた


「またみよちゃんとここに来たかったんだ」


『あの時はこの桜の木の下に沖田さんがいて...』


「そして君と出会った。みよちゃんを初めて見た時目が離せなかった...桜に負けないくらい綺麗な人だなって」


『...っそんなことないです!私は沖田さんの方が綺麗だと思います。私もあの時目が離せなかった。涙を流している沖田さんがとても綺麗で...』


あの時の光景が思い返される


あの夜私は貴方に初めて出会い、そして貴方に恋をした