「アレン!?なんで寮にいないんだ?」
「なんでってもう朝だよ!
“今回”の会議長かったんだね」
「あ……ああ……」
アレンがにっこり笑うと
セラとアレイストは首を傾げた。
アレンが何を言いたいのかわからないのだ
「セラ。俺さ人間界に行った事も
興味を持ったきっかけも覚えてないけど
セラとパートナーを組んでた事は
覚えてるよ。
部分的に思い出せないだけで、
大半は覚えてるんだ。」
アレンがそう言うと、
アレイストとセラは顔を見合わせ、
忘却システムが半分失敗している事に
気がついた。
だが、問題だった事は忘れていた為、
特に大きな問題にはしなかった。
「俺さ……
大事な事を忘れてる気がするんだ。
忘れちゃいけない事を
忘れてる気がするんだよ」
アレンが目を伏せると
アレイストが優しく頭を撫でた。
「古書館でいい物を見せてやろう。
天使が嘘をついていい筈がないんだ。」
アレイストがアレンの目を見て笑うと、
アレンが顔をあげた。
しかし、
それとは別に今度は険しい顔になって
アレンを見た。
「だが、規定には従ってもらう
今回お前が犯した罪は決して
消えるものではない。それを忘れるな。
アレン。」
アレンに教えなければいけない真実。
これで少しでもアレンを救えるなら
セラも止めはしなかった。
「なんでってもう朝だよ!
“今回”の会議長かったんだね」
「あ……ああ……」
アレンがにっこり笑うと
セラとアレイストは首を傾げた。
アレンが何を言いたいのかわからないのだ
「セラ。俺さ人間界に行った事も
興味を持ったきっかけも覚えてないけど
セラとパートナーを組んでた事は
覚えてるよ。
部分的に思い出せないだけで、
大半は覚えてるんだ。」
アレンがそう言うと、
アレイストとセラは顔を見合わせ、
忘却システムが半分失敗している事に
気がついた。
だが、問題だった事は忘れていた為、
特に大きな問題にはしなかった。
「俺さ……
大事な事を忘れてる気がするんだ。
忘れちゃいけない事を
忘れてる気がするんだよ」
アレンが目を伏せると
アレイストが優しく頭を撫でた。
「古書館でいい物を見せてやろう。
天使が嘘をついていい筈がないんだ。」
アレイストがアレンの目を見て笑うと、
アレンが顔をあげた。
しかし、
それとは別に今度は険しい顔になって
アレンを見た。
「だが、規定には従ってもらう
今回お前が犯した罪は決して
消えるものではない。それを忘れるな。
アレン。」
アレンに教えなければいけない真実。
これで少しでもアレンを救えるなら
セラも止めはしなかった。

