セラがアレンの部屋に行くと
アレンは、リキとトランプをしていた。
そしてセラ見つけると、
走って近づいてきた。

「なに!?俺またなにかやっちゃった?」
いつも通りのアレンにセラはホッとした。

「人間界での仕事を与えられた。
今日から一週間、人間が争いを起こしていないか、悪魔が人間を唆してないかを
調べ、対処するという仕事だ。」

アレンは、暫く口を開けたままでいると
やがて大声で叫び始めた。

「よっしゃああああああ!
人間界だぁああああああ!いやっふい!」「アレン…!アレン!!
落ち着け!アレン!!」

まさかこの仕事で、
全ての歯車が狂わされるとは
神すら予測していなかった。

・・・

「ほら!支度しろ!」
「わかった!」

アレンは、羽根のアクセサリが着いた
ポンチョを羽織り、腰に布を巻いて
身支度を済ませた。

人間界へは、
天界と魔界の狭間に行き
その狭間から行くのだが、
悪魔はここを通らずとも、人間界に行けるそれはあくまで
ルールが魔界にないからであり、

天使は神のルールに従い、
天界で暮らしている。
自分勝手な悪魔と違い、
天使は規律を守って暮らしているのだ。