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次の日。

今日は深夜のバイトだ。

奈々の初めての出勤日なので、客の人数が少ない深夜の担当にあたったのだ。

因みに、深夜は店員の人数も少ない。

今日は俺と奈々の二人だけだ。

奈々は新人だから店長も不安そうだったが、俺が断った。

奈々自身も大丈夫って言ってたし。

…バイトは毎日楽しかったが…
今日はいつも以上に、ワクワクしていた。

早く早くバイトに行きたくて、俺は普段よりも早く家を出てしまったのだ。