クリクリの二重で、こっちに純粋な笑顔を見せている。

「…あはは」

自分の口から乾いた笑いが漏れる。

…これじゃ、まるで…
…ストーカーみたいじゃないか…。

…記憶喪失になる前の俺は、奈々のストーカーだったのか…?

「…はは…あはは…。……可愛い」

俺は漏れる笑いを止めれないまま、写真に触れた。

…奈々と俺がどんな関係なのかは分からない。

…でも…
俺は奈々に一目惚れしてしまったようだ…。