「…えっ」

「俺、理久くんが辞めたいって言い出すんじゃないかって心配してたんだけど…良かったぁ」

「えっ…だってだって…!店に迷惑かけ…っ」

「気にしなくて良いよ!理久くんは後輩の信頼も大きいし。最悪は後輩に教えてもらったら良いじゃん」

店長は笑い飛ばした。

これが俺にとって、ありがたくて仕方がなかった。

「あ、ありがとうございますっ」

俺はバッと頭を下げた。