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ある日。

<ガラガラッ>

「理久くーん!生きてたぁ?」

豪快に扉を開けて、店長が入ってきた。

店長はホントに仕事をしてるのかってぐらい、毎日お見舞いに来てくれる。

「…生きてますよー」

俺はムッとした様子を見せながら言った。

店長も人懐っこい性格らしく、とても良いように接してくれる。

暫く他愛なく話した後、俺は少しだけ俯いた。

「…俺…バイト、クビですか…?」

「…え?」

俺が恐る恐る尋ねると、店長に聞き返された。