「先輩ぃぃい」

「理久さんっ」

「おい、理久!」

「理久くんー」

あまりの人の多さに、俺はたじろいだ。

「体調はどうかな?理久くん」

最後に入ってきた、四十代半ば位の男性がフワッと微笑んだ。

「大丈夫ですけど…えっと…」

俺が首を傾げると、その男性も同じように少しだけ首を傾げてみせた。

「…俺は理久くんのバイト先の店長だよ。普通に店長って呼んでね。ここにいる皆、同じバイトのメンバーなんだ。一緒に見舞いに来たんだよ」