「理久先輩の事ですよぉ。兄貴は俺の先輩で、仲良く接してもらっていたんです」 あははっと悟士君が楽しそうに笑った。 「…えっと…今日は来てくれてありがとう、悟士くん…?」 「悟士くんって…。嫌だなぁ…前みたいに悟士って呼び捨てで呼んでくださいよー!」 ニコニコする彼は、とても人懐っこいようだ。 今の俺にとっては、本当に助かる事だった。 「あ、それに来てるのは俺だけじゃないんすよ?」 そう言った悟士は、ガラガラッと豪快にドアを開けた。