「…あ、はい。…お願いします」 俺が返事をすると、さっきと同じ看護師がパタパタと入ってきた。 「…あの…理久さんにお客様が来られていますけど…お会いになられますか…?」 看護師がトレーを持ち上げながら言った。 「客…?」 「はい」 「…呼んできていただけますか?」 「も、もちろんです…!」 ニコッと笑った看護師は、トレーに気を付けながら出ていった。 …しばらく待っていると…。 「兄貴ぃッ!!」 目の前に、一人の男子が飛び出してきた。