――― 「理久さん。起きてください」 声が聞こえて、俺はゆっくりと目を開けた。 見慣れない部屋にいたので、一瞬焦ったが… 病院だった事を思い出して、俺は小さく溜め息をついた。 「…お目覚めは…いかがです?」 看護師が心配そうに、顔を覗き込んでくる。 「…大丈夫です。ありがとうございます」 「これ…朝食です」 看護師は、おずおずとトレーを差し出してきた。 「ありがとうございます」 「…た、食べ終わった頃に…取りに来ますね…!」