「…あの…じゃあ…お願いを聞いてくれますか…?」

「…何…かな」

「…これからも…奈々に手紙を…書いてほしいんです」

「…え…」

「…奈々は…きっと、それを望んでいます。…だから…お願いします」

「…も、もちろんですよ…!」

「…ありがとうございます」

寧々さんはフワッと、奈々に似た笑みを見せた。




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