…いつものように病室に来た俺に、奈々は[私の洋服も勉強道具も…何もかも捨てて]と言った。

…そして[私の荷物なんて必要ないでしょ?]とも。

奈々は諦め始めていた。

夢を追いかけるのも、生きようとするのも。

もう夢を追いかけないと言い出す奈々に、俺は大抗議して…
今に至る。

「…ちょっと、整理しようぜ。…混乱してきた」

「……うん」

「まず…お前…もう勉強しないのか?」