「…じ、じゃあ…奈々は無事なんですね…!?」

「…ええ。今のところは…」

「…良かった…」

「…貴方も疲れきった顔をしていますよ。とりあえず今日は休んで、明日にでも来てはどうです?」

「…あぁ…」

俺はゆっくりと手を顔に当てた。

バイトから帰ってきて、今までずっと椅子に座っていた。

医者に言われなくても、疲れているのは分かっていた。

「…奈々を…よろしくお願いします」

俺は深々と頭を下げると、その場から立ち去った。