俺の言葉に、奈々さんはブンブンと首を振った。

「私の為に…そんなのダメです…!」

「…奈々さんは気にせずに、夢に向かって頑張っていただけたら良いんです」

「…でも…」

「…さあ。夜ご飯にしましょうか」

「……はい」

俺達は一緒にリビングへ向かっていった。

…この時は気付いていなかった。

俺達、二人共…
気付いていなかったんだ。