「…私は…高橋、寧々…です…っ」
「…高橋?」
「奈々の…ふ、双子の妹です…」
…道理で顔が似ていると思った。
しかし、奈々に姉妹がいたのは初耳だ。
…奈々は何も、自分の家族について喋ろうとしなかったからな…。
「…俺…凄く酷い事しちゃったね…。…ごめんなさい…」
俺は関係のない彼女に、身体にも精神にも悪い事をしてしまった。
…今なら、どうしてでも償う気だった。
…しかし、彼女は首を横に振った。
「…こんなヤツ、許せないでしょ?…確かに俺が勘違いをして突っ走ったんだから…すぐにでも正体を証してくれたら良かったのに…」

