強引に唇を重ねたくせに… なぜか優しかった。 「…んぁ」 驚きのあまりに開けたままになっていた口に、生暖かい舌が入ってくる。 硬直した自分の体から、スッと力が抜ける。 その瞬間、理久は顔を上げた。 …理久の瞳は私をとらえていなかった。 遠くの誰かを見つめているような、そんな感じ。 「…り、くぅ…?」 「…ごめんね」 呟くように謝った理久は、私の服に手をかけた。 ――― 「…良い?」 数十分後。