本を読んでいたり、寝ていたり、笑っていたり、泣いていたり…
さまざまな奈々がココにはいた。

…全てが、俺が愛おしくて堪らない奈々だ。

ザッと見渡すと、俺は部屋から出ようとドアに手をかけた。

…ふと、ドアの近くに置いてある箱が目に入った。

俺は、その箱に近づいていった。

「…ああ」

蓋を開けて、入っていた中身に俺は思わず頷いた。

長らく開けていなかったから忘れていたが…
…これは、いわゆる拘束道具みたいなやつ。