私は慌てて理久に引き止められた。

「良いよー!」

理久は駆けてきて、ソーセージをカゴに入れた。


―――


更に数時間後。

私はキッチンで焼ソバを作っていた。

「…って言うかさ…見ないでよ」

「…ん?」

「…恥ずかしいし…止めて」

「別に良いじゃん」

「全然良くないの。緊張しちゃって、焦がしちゃったりしたら最悪だし…」

「その時はその時」