「もちろんだよ。昼ご飯は、私が食べたい物にしてもらったし…」

「んー…そうだなぁ…、」

「ちょっと…そこの、お二人さん!」

突然、私たちの間に女性が割り込んできた。

「試食、どう?」

「…あ、ありがとうございます」

その女性が持っていた、ソーセージを私はおずおずと受け取った。

「…ほら、あなたも」

女性はニコッと笑いながら、理久にも渡した。

「…今日は夕飯のお買い物に?」

「ぁ、はい」