「…ほら、着いたよ」

理久の声に頭を上げると、目の前には大きな建物があった。

「先に昼ご飯、済ませちゃおうぜ」

「…うん!」

そうして私達はデパートに入った。

「…昼ご飯、何にしよっかー。奈々、どうする?」

「…えっと…あの…オムライス…!」

「…奈々、オムライスが好きなんだ?」

「うん。お願い」

「良いよ、良いよ」

そんなこんなで、私達はデパートの中にある洋食店に入った。