――― 次の日、バイトから帰ってきた俺は… いつものように奈々に手紙を書いていた。 そして完成した手紙を持ったまま、俺は部屋中を見渡した。 「…奈々」 俺は目の前の写真を見つめた。 「…奈々」 そこには生粋に笑う、奈々が写されている。 「…奈々…奈々…奈々奈々奈々奈々奈々奈々奈々奈々奈々奈々奈々奈々」 向こうにも。 向こうにも。 …見渡す限り、奈々だらけだった。