「うん」

理久が自身の部屋に入っていくのを、私はジッと見送った。

…数分後、理久がリビングに戻ってきた。

カッコつけないけど、お洒落な格好。

…顔も、もちろんブサイクじゃない。

普通に出会って、普通に過ごしていたとしたら…
普通に好きになっていただろう。

「…近くのデパートで大丈夫だよな?ついでに昼ご飯も食べて来たいし」

「もちろん」

「…じゃあ、歩いて行こっか」