――――………
「ホント、ありがとうございます」
「どういたしまして。じゃぁな」
あたしは無意識に、先輩の腕を掴んでいた。
「どうした?」
俯いているあたしの顔を、優しい顔で覗き込ん できた。
「あ、いえっ…あの、先輩がよかったらで、いいんですけど…。アドレス、教えてくださ い…っ//」
「…えっ?」
うわ、あたし…何言ってんの!?
恥ずかしい…!
「あ、やっぱり、嫌ですよね!す、スイマセン」
「ちょ、待て、美々。嫌なんて、言ってねぇだ ろ。いいよ、アドバイスくらい。赤外線でいいよな」
「あ、はいっ」
――ピッ。
嘘、すっごい嬉しい。
あたしのケータイに新規登録された…
“中条玲央”の文字。
名前を見るだけで… 顔が緩む。
「ホント、ありがとうございます」
「どういたしまして。じゃぁな」
あたしは無意識に、先輩の腕を掴んでいた。
「どうした?」
俯いているあたしの顔を、優しい顔で覗き込ん できた。
「あ、いえっ…あの、先輩がよかったらで、いいんですけど…。アドレス、教えてくださ い…っ//」
「…えっ?」
うわ、あたし…何言ってんの!?
恥ずかしい…!
「あ、やっぱり、嫌ですよね!す、スイマセン」
「ちょ、待て、美々。嫌なんて、言ってねぇだ ろ。いいよ、アドバイスくらい。赤外線でいいよな」
「あ、はいっ」
――ピッ。
嘘、すっごい嬉しい。
あたしのケータイに新規登録された…
“中条玲央”の文字。
名前を見るだけで… 顔が緩む。

