「っ、玲央、先輩…?」
「あ、ワリィ。苦しかった?」
玲央先輩は力を緩めた。
「あ、いえ…。大丈夫、です」
「誰か、気付けばいいんだけど…」
「…はい……」
「美々、ちょっとごめん」
そう言うと、先輩はあたしを離し、立ち上がった。
そして、ドアに近づいて行った。
「………」
暗くて、怖い。
先輩が近くにいた時の安心感が、一気になくな る。
あたしはいつの間にか、情けない声を出してい た。
「玲央、先輩…っ」
そんな時―――…
「あ、ワリィ。苦しかった?」
玲央先輩は力を緩めた。
「あ、いえ…。大丈夫、です」
「誰か、気付けばいいんだけど…」
「…はい……」
「美々、ちょっとごめん」
そう言うと、先輩はあたしを離し、立ち上がった。
そして、ドアに近づいて行った。
「………」
暗くて、怖い。
先輩が近くにいた時の安心感が、一気になくな る。
あたしはいつの間にか、情けない声を出してい た。
「玲央、先輩…っ」
そんな時―――…

