「ほら、着いたぞ。目、開けな」
「…ありがとうございました///」
「ん?気にすんな。俺は美々の可愛いとこみれ てラッキーだったしな♪」
「もぅ!からかわないでくださいよ」

けど、このからかいも
きっと先輩の優しさなんだ。

「はいはい。お詫びにクレープでも買ってやる よ」

お詫びだなんて、あたしの方がしたいのに。

「ホントですか!?わぁい♪」
クレープ大好きなあたしは、素直な反応をしてしまった。

―――………

「いらっしゃい!」
「美々、どれにすんの?」
「う~~ん、苺チョコ?あ、バナナチョコも捨てがたい…」

どっちにしよう…
なんて、悩んでいたら…

「苺チョコとバナナチョコ1つずつ」
「かしこまりました♪少々お待ち下さいね~」
「えっ、玲央先輩!?」
「2人で半分ずつ食べれば、二つの味楽しめるだろ?」
「ありがとうございます//」

先輩は、どうしてこんなにも、優しいのだろう。