今日はいつも一緒に登校してる親友が休みだったため、一人で登校。


「名前はなんて言うんですかっ?」

「女の子の好みは?」


知らないし…。

女なんてどれも同じだろ?

…ってか、同じに見える。

俺が男子校に入った理由はただ単に女が居ないから…と言う単純。


俺は逃げるために車両を移動。

すると…ココ人居なくね?

なんて思っていたら…、女が一人。

その他居ない。

だからか…女は無防備に寝ている。

制服から言うと、男子校の隣の共学。

…しかも、美人。

すげぇーー。

俺は女は全て違うんだ、と気付いた瞬間だった。



その日から俺はその車両に乗るようになった。

最初は驚いて俺を観ていたけど、それもだんだん無くなり、空気みたいに扱われる。

女にそうやって扱われるのは初めてだった。

…気に食わない。

ただただ気に食わなかった。

バチリと目が合って、笑っただけなのに!

女は睨んできた。

それが余計に可笑しい。

可愛い顔だからか、全然日常で怒らないのか、しっくりこない。

笑いが収まんなく、ただ女を見ていると、更に睨んできた。

ヤバイっ!

と思って辞められたらいいものの…。

女は負のオーラを漂わせて他の車両に行ってしまった。

あーあ、やっちゃった。

せっかく、女にときめいてたのに…笑